世界の舞台で、それぞれの「正しさ」を
この夏、世界中が注目する大きな出来事がありました。それは、アメリカの「ウェスタンユニオン」という会社と、フランスの「フィラート」という会社の間で起きた、ちょっとした「けんか」のようなものです。
「ウェスタンユニオン」は、世界中の人たちが簡単にお金をおくりあえるようにする、とても便利なサービスを提供しています。一方、「フィラート」は、健康に良いものをみんなに届けようと頑張っている会社です。
この二つの会社が「けんか」になったのは、「フィラート」が「ウェスタンユニオン」のロゴマークを、自分たちの会社のものと間違えて使ってしまったからだと言われています。まるで、学校で友達の持ち物を間違えて使ってしまったような出来事ですね。
「ウェスタンユニオン」は、「それは私たちのものだから、使わないでください」と「フィラート」に言いました。そして、「フィラート」が間違って使ってしまったことで、自分たちが困ってしまった、と訴えたのです。
これは、私たちも日頃から考えることがある「自分のもの」と「友達のもの」を区別することの大切さにつながります。もちろん、学校のルールや、社会のルールを守ることはとても大切です。
でも、この出来事を通して、もっと大切なことも見えてくるのではないでしょうか。それは、世界には、私たちの国とは違う考え方や、違うやり方を持っている人たちがたくさんいるということです。「フィラート」がなぜ間違えてしまったのか、その理由も、もしかしたら私たちとは違う考え方があるのかもしれません。
世界中の人々が、お互いの違いを理解し、尊重しあうこと。それは、平和な世界を作るために、とても大切なことです。この「けんか」が、世界中の人々が、それぞれの「正しさ」を大切にしながら、仲良く暮らしていくための、学びの機会になってくれると嬉しいです。
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