深海は宝の山? でも、ちょっと待って!,国連


深海は宝の山? でも、ちょっと待って!

ある日、ニュースで「深海」という言葉を聞いたかな? 深海は、私たちが普段見ている海よりもずーっとずっと深いところ。そこには、まだ誰も見たことがないような、キラキラ光る鉱物がたくさん眠っているらしいんだ。まるで、宝箱みたいだね!

この宝物、「レアメタル」っていう名前なんだ。スマホや電気自動車を作るのに、とっても大切なんだって。だから、世界中の国が「この宝物を掘り出そう!」って、深海に潜るための特別な船を作ったり、機械を開発したりしているんだ。

でもね、ちょっと待って! 深海は、宝物がいっぱいだからといって、勝手に全部掘り出していいのかな?

深海には、私たち人間がまだ知らない、たくさんの生き物たちが暮らしているんだ。彼らは、何千年、何万年もの時間をかけて、この特別な環境で生きるための体の仕組みを身につけてきた。だから、もし私たちが宝物を掘り出すために深海をかき回してしまったら、彼らの住む場所がなくなってしまうかもしれない。それに、彼らがどんな役割を持っているのか、これからどんな発見につながるのか、まだわからないことばかりなんだ。

それに、宝物を掘り出す機械が、深海のきれいな水を汚してしまう可能性もある。そうなったら、海に住む魚たちや、その魚を食べる鳥たちにも、悪い影響が出てしまうかもしれないんだ。

深海は、地球の宝物だけど、それは私たち人間だけのものではないんだ。深海に住む生き物たち、そして、未来の世代のみんなにとっても、大切な場所なんだ。

だから、深海の宝物を掘り出すときには、もっともっと、慎重に考えないといけない。どうすれば、宝物も手に入れられて、深海の生き物たちも、きれいな海も、みんなで守っていけるんだろう?

みんなも、このニュースを聞いて、深海のこと、そして「守ること」の大切さを、少し考えてみてほしいな。


深海は希少鉱物採掘の「無法地帯」になってはならない:国連機関トップが警鐘,Climate Change


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