災害への備え、地域社会の絆の再確認を
京都市消防団、そして下京消防団の皆様による市民公開訓練が盛況のうちに幕を閉じた。地域住民の安全を守るために、日夜活動されている消防団の皆様のご尽力に、改めて敬意を表したい。
近年、我々を取り巻く環境は、地球温暖化に伴う激甚化する災害や、予測不能な事態への対応を迫られる場面が増えている。このような状況下において、地域社会の防災力向上は喫緊の課題であり、消防団の活動は、まさにその要となるものである。
今回の訓練は、消防団の皆様の高度な技術と、万が一の事態に備える真摯な姿勢を、市民に広く知らしめる貴重な機会となった。しかし、訓練の実施にとどまらず、市民一人ひとりが防災意識を高め、地域の一員として備えを怠らないことの重要性を、改めて認識する必要がある。
地域社会の絆が希薄化していると指摘される昨今、消防団の活動は、地域住民がお互いに助け合い、支え合うという、本来あるべき地域社会の姿を体現していると言えるだろう。この訓練を機に、消防団への理解と支援を深め、地域全体の防災力を高めていくことが、我々に課せられた責務である。
将来世代のために、安全で安心な地域社会を築いていくために、日頃からの備えと、地域社会の連携強化に、今後も変わらぬ関心を寄せていきたい。
京都市消防団、下京消防団の活動を市民に公開！～地域防災の担い手を知る機会～,京都市消防局
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