暴力再燃のミャンマー、若者の声を聞け
ミャンマーで再び暴力が激化している。昨年10月の「火炎放射器テロ事件」に端を発した軍による弾圧は、日々深刻さを増し、15万人もの若者が故郷を追われる事態にまで発展している。我々学生は、遠い国の出来事と捉えるのではなく、この悲劇に強い関心を寄せ、声を上げねばならない。
軍事クーデター以降、ミャンマーの若者たちは、民主化を求めて声を上げ続けた。しかし、その平和的なデモは、軍による武力鎮圧という暴力で葬り去られようとしている。自由と民主主義を求める彼らの権利は、一方的に奪われ、今や生きる権利すら脅かされている。想像してほしい。当たり前のように大学に通い、友人と語らい、未来を夢見ていた若者たちが、なぜ今、このような恐怖の中で生きねばならないのか。
この事態を招いたのは、軍の独裁と権力欲に他ならない。彼らは、自国民の命すら顧みず、自らの支配を維持するために暴力を振るい続けている。国際社会からの非難の声も高まっているが、事態は一向に改善されない。むしろ、暴力の連鎖は深まるばかりだ。
我々学生は、平和と人権という普遍的な価値観を共有しているはずだ。ミャンマーの若者たちが直面している苦難は、決して他人事ではない。彼らの苦しみは、私たちの未来への警鐘でもある。もし今、私たちが沈黙を守るならば、それは未来永劫、人権を踏みにじる行為を容認することに繋がる。
今こそ、学生の力を結集し、ミャンマーの若者たちに連帯のメッセージを送る時だ。デモやSNSでの発信はもちろん、寄付や募金活動など、できることは多くあるはずだ。そして、この問題を社会に広く知らせ、国際社会が更なる行動を起こすよう働きかけていくことも重要だ。
ミャンマーの若者たちが、再び平和な日常を取り戻し、自らの手で未来を切り開いていけるよう、私たち学生一人ひとりが意識を高め、行動を起こしていくことを強く願う。暴力に屈することなく、希望の灯を灯し続ける彼らの勇気に、私たちは応えねばならない。
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