みんなの会社の未来をどうしよう？ ～会社の「おうち」と株ってなんだろう？～
今日の新聞に、ちょっと面白いニュースが載っていました。それは、会社を「おうち」みたいに考えている人たちが、みんなでその「おうち」を買い取ろうとしている、というお話です。この「買い取る」っていうのを、ちょっと難しい言葉で「MBO（エムビーオー）」とか「公開買付け」って言うんだそうです。
会社って、だれのもの？
みんなが知っている会社って、実はたくさんの「株」を持っている人たちのものなんだって。株っていうのは、会社の「チケット」みたいなもの。このチケットをたくさん持っている人は、会社の「おうち」にたくさん「お部屋」を持っている、ってイメージかな。
その「株のお部屋」を持っている人たちの中でも、特にたくさん持っている人を「大株主」って言うんだ。今回のニュースは、この「大株主」の人たちと、会社の「おうち」をよく知っている「中の人」たちが、「このおうち、もっと良くしたいね！」「私たちの手で、もっと素敵な会社にしよう！」って考えて、みんなの「株のチケット」を買い取ろうとしている、っていうお話なんだ。
どうして買い取るの？
どうしてわざわざ買い取るんだろう？って思うかもしれないね。
一つは、「もっと早く、もっと自由に決めたい！」っていう気持ちがあるからかもしれない。会社を大きくしていくには、色々なことを決めないといけない。でも、株を持っている人がたくさんいると、一人一人の意見を聞いたり、みんなの賛成を得るのに時間がかかっちゃうことがあるんだ。自分たちで「おうち」を買い取って、自分たちが決められるようになれば、もっと早く、もっと自分たちの考えた通りに会社を良くしていける、って思うのかもしれないね。
もう一つは、「みんなに、もっと会社のことを知ってもらいたい！」っていう気持ちもあるのかも。「株のお部屋」を持っている人たちだけじゃなくて、会社で働いているみんな、会社の商品やサービスを使っているみんなにも、「この会社はこういう未来を目指しているんだよ！」っていうのを、もっとはっきり伝えたい、伝えながら一緒に進んでいきたい、っていう思いがあるのかもしれないね。
みんなの会社も、未来の会社も
「会社のおうち」を買い取るっていうのは、少しむずかしいけれど、大切なことなんだ。だって、会社はたくさんの人の努力で成り立っていて、私たちの暮らしを支えてくれているから。
これからも、みんなが「この会社、面白いな」「応援したいな」って思えるような、素敵な会社がたくさん生まれてくることを願っているよ。そして、会社で働く人も、株を持っている人も、そして私たちみんなが、会社の未来を一緒に考えられるようになったら、もっともっと面白い世の中になるんじゃないかな！
MBOや支配株主による株式の集中買い付けにまつわる上場制度の見直しについて ～投資家保護と市場の活性化を目指して～,日本取引所グループ
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