HMVの「感謝・レアレコードセール」、音楽好き学生の心を掴むか
先日、HMVが6月28日（土）に感謝・レアレコードセールを開催するというニュースが流れた。レコード愛好家にとっては見逃せないイベントであろうことは想像に難くないが、我々学生にとってこのセールはどのような意味を持つのだろうか。
近年、アナログレコードが若者の間で再び注目を集めている。CDや配信音源とは一線を画す、独特の温かみのある音質、そしてジャケットやライナーノーツといった「モノ」としての魅力が、デジタルネイティブ世代の感性に訴えかけているのだろう。SNS映えするその存在感も、彼らの心を掴む一因かもしれない。
今回のHMVのセールは、そんな「レコードブーム」を牽引する新たな火付け役となる可能性を秘めている。特に「レアレコード」という言葉には、コレクター心をくすぐる響きがある。普段は手に取ることのできない貴重な一枚を、この機会に安価で手に入れられるかもしれない。それは、音楽探求の新たな扉を開くきっかけとなり得るだろう。
しかし、学生にとってレコードは決して安価な趣味とは言えない。一点もののレア盤となれば、その価格は学生の懐事情とはかけ離れたものになることも少なくない。今回のセールが、単なる一部の熱狂的なファン向けのイベントに留まるのか、それとも多くの学生レコード愛好家にとって「手の届く」魅力的な機会となるのか、その価格設定にも注目したい。
また、セールを通じて、学生たちがレコードの持つ文化的な側面や、音楽とのより深い向き合い方を学ぶ機会となることも期待したい。単に珍しい音源をコレクションするだけでなく、そこに込められた歴史やアーティストの想いに触れることで、音楽との新たな繋がりが生まれるはずだ。
HMVのこの決断が、音楽業界全体、そして我々学生の音楽体験にどのような影響を与えるのか。期待とともに、今後の動向を注視していきたい。このセールが、多くの学生に「音楽を深く楽しむ」という新たな発見をもたらすことを願ってやまない。
HMV、廃盤・レア盤レコードセールを6月28日（土）に開催！750枚以上の貴重なレコードがオンラインに大量出品！,HMV
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