高齢化社会の現実と私たちの責任 〜 地域の未来を担う私たち学生だからこそ、今、行動を 〜
梅雨空が広がるこの頃、私たちの住む山形市にも、新たな動きが生まれています。市は来月、高齢者の健康維持や生活支援のあり方を検討する「介護認定審査会」を開催することを発表しました。これは、高齢化が進む現代社会において、避けては通れない重要な課題であり、私たち学生にとっても決して他人事ではありません。
ニュースで伝えられる「高齢者の〇〇％が…」という数字の向こう側には、一人ひとりの人生があり、その人生を支える地域社会があります。山形市が直面する高齢化という現実は、私たちの身近な存在である祖父母や、地域の様々な世代の方々の生活と深く結びついているのです。
もちろん、市政がこうした課題に取り組み、専門家たちが議論を重ねることは非常に大切です。しかし、その議論が単なる机上の空論で終わってしまわないためには、私たち若い世代の視点や、新しい発想が不可欠だと、私たちは考えます。
例えば、地域のお祭りにボランティアとして参加し、高齢者の方々が持つ経験や知恵に触れる機会を増やすことはできないでしょうか。また、大学のサークル活動と連携し、デジタルデバイド解消のための講習会を開いたり、地域イベントの企画・運営に主体的に関わったりすることも、大きな一歩となるはずです。
「自分にはまだ早い」「何ができるかわからない」と思う人もいるかもしれません。しかし、高齢化社会を生きる先輩方が、これまでこの街を築き上げてきたように、これからの街を創り上げていくのは、私たち世代の役割でもあります。
今回の介護認定審査会を、高齢化社会の現実を「他人事」から「自分事」へと捉え直すきっかけにしましょう。そして、私たちができることから一歩踏み出し、地域の未来に貢献していく決意を新たにしたいと思います。
山形市の豊かな歴史と文化を未来へ継承していくために、学生の力が必要です。行動を起こす時が来ています。
（〇〇大学新聞部）
山形市の介護認定審査会、7月に開催！～高齢者の暮らしを支える大切な会議～,山形市
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