【社説】能登半島地震からの復興、新潟県としてできることを
今年1月1日に発生した能登半島地震は、石川県を中心に甚大な被害をもたらし、今なお多くの人々が避難生活を余儀なくされています。隣接する新潟県も、決して無関係ではありません。甚大な被害を受けた地域の方々へ、改めて心よりお見舞い申し上げます。
本紙が注目したいのは、この未曾有の災害に対し、新潟県がどのような役割を果たせるのか、そして私たち学生が何をするべきかという点です。
ITB Japan 2025での新潟県の発表にもあるように、県内企業は被災地支援に積極的に取り組んでいます。物資の提供はもちろんのこと、専門的な技術やノウハウを生かした支援は、復興への大きな力となるでしょう。
しかし、復興への道のりは長く険しいものです。息の長い支援を継続していくためには、県民一人ひとりの意識向上が不可欠です。私たち学生も、決して他人事として捉えてはいけません。
ボランティア活動への参加はもちろん、被災地の現状を学び、発信することも重要です。SNS等を通じて情報を拡散したり、学内で募金活動を行ったりするなど、私たちにできることはたくさんあります。
また、能登半島の観光復興支援にも積極的に取り組むべきです。観光は、地域経済を支える重要な柱であり、復興の起爆剤となります。被災地を訪れ、地元の食材を味わい、文化に触れることが、被災地の応援に繋がります。
新潟県は、過去にも幾度となく自然災害に見舞われてきました。その経験を活かし、能登半島の復興に全力を尽くすべきです。そして、私たち学生は、未来を担う世代として、被災地の復興を支え、教訓を未来に繋げていく責任があります。
今こそ、新潟県民、そして私たち学生一人ひとりが、能登半島地震からの復興に向けて、できることを考え、行動する時です。
新潟大学 新聞部
新潟県からのお知らせ：能登半島地震で被災された新潟県民への義援金を受け付けています,新潟県
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