【社説】テックポイント・インク、上場廃止…これからどうなる？
みんなが使っているパソコンやスマホ、テレビなどの映像をキレイにするための半導体を作っている「テックポイント・インク」という会社が、東京証券取引所（とうきょうしょうけんとりひきじょ）での株の取り引きをやめることになりました。
これは、会社にとって、まるで学校のクラスから転校してしまうような出来事です。株の取り引きをやめることを「上場廃止（じょうじょうはいし）」と言います。
なぜ、テックポイント・インクは上場廃止することになったのでしょうか？ 会社の説明によると、アメリカの会社に買収（ばいしゅう）されることになったからだそうです。買収されると、その会社の一部になるので、自分たちだけで株の取り引きをする必要がなくなるのです。
上場廃止になることで、私たちの生活にすぐに大きな影響（えいきょう）があるわけではありません。でも、テックポイント・インクのような会社が、どんどん海外の会社に買収されてしまうと、日本の技術（ぎじゅつ）が海外に流れてしまうかもしれません。
日本には、たくさんの素晴らしい技術を持っている会社があります。これらの会社が、もっともっと大きくなって、世界で活躍（かつやく）できるように、私たち一人ひとりが、日本の製品（せいひん）を応援（おうえん）していくことが大切だと思います。
そして、将来、みんなの中から、世界を舞台（ぶたい）に活躍する社長さんやエンジニアがたくさん生まれることを願っています。
テックポイント・インク、東証での上場廃止へ：背景と今後の見通しをわかりやすく解説, 日本取引所グループ
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