大学スポーツの発展へ、国際舞台での経験を糧に
先日、FISUワールドユニバーシティゲームズに出場した日本の学生アスリートたちの活躍が報じられた。世界中から集まった学生たちが切磋琢磨し、友情を育むこの国際的な舞台は、単なる競技大会に留まらず、参加する選手たちの成長にとってかけがえのない機会となるであろう。
今回の大会で、わが国のアスリートたちも健闘し、多くのメダルを獲得したことは大変喜ばしい。しかし、それ以上に注目すべきは、異文化を持つ仲間との交流を通じて得られたであろう貴重な経験である。スポーツを通じて培われる人間力、そして国際感覚は、将来社会に出て活躍する上で、必ずや大きな財産となるはずだ。
大学スポーツは、学生たちの健全な育成という側面だけでなく、地域社会や国際社会との繋がりを深める上でも重要な役割を担っている。今回のFISUワールドユニバーシティゲームズのような国際大会への参加は、日本の大学スポーツのレベルアップはもとより、国際社会における日本のプレゼンス向上にも繋がるものと期待される。
もちろん、このような国際大会への参加には、多額の費用や組織的な支援が不可欠である。今後、大学、競技団体、そして行政が連携を深め、学生アスリートたちが最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を整備していくことが求められる。また、選手一人ひとりが、この貴重な経験をどのように自身の糧とし、将来に活かしていくのか、その姿勢もまた、我々一般市民にとっても学ばされるところが多い。
今回の活躍を契機に、大学スポーツのさらなる振興と、国際舞台での活躍の場が拡がることを願ってやまない。
FISUワールドユニバーシティゲームズ：5位決定戦、ポルトガル戦へ臨む日本代表・岡本美悠選手の想い,日本バスケットボール協会
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