未来への船出、希望の証:令和7年度卒業証書授与式に寄せて,学術


未来への船出、希望の証:令和7年度卒業証書授与式に寄せて

新緑の候、清々しい風がキャンパスを吹き抜ける中、令和7年度卒業証書授与式が盛大に執り行われた。この晴れの日に、学び舎を巣立つ187名の卒業生の皆さん、誠におめでとう。教職員一同、皆さんの輝かしい門出を心よりお祝い申し上げたい。

卒業証書授与式という厳粛な儀式は、単に学業を修めた証を受け取る場ではない。それは、学生としての3年間、あるいは4年間という歳月を振り返り、自己の成長を確信し、未来への希望を胸に抱くための通過儀礼である。皆さんはこの間、専門分野の知識を深めることに邁進する傍ら、様々な活動を通して人間的な幅を広げてきたことだろう。仲間との切磋琢磨、部活動やサークルでの情熱、そして地域社会との関わり。これら全てが、皆さんの糧となり、これからの人生を力強く歩むための礎となるはずだ。

特に、近年、世界は目まぐるしい変化の中にあり、不確実性が増していると言われる。しかし、だからこそ、皆さんがこの大学で培ってきた「知」と「志」は、計り知れない価値を持つ。変化を恐れず、むしろそれを乗り越え、新たな時代を切り拓いていくのは、まさに今、この場に立つ皆さんであると確信している。

皆さんはこれからの社会において、それぞれの持ち場で、それぞれのやり方で、貢献していくことになるだろう。時に困難に直面し、挫折を味わうこともあるかもしれない。しかし、大学での学び、そして共に過ごした仲間との絆を思い出してほしい。互いを励まし合い、支え合うことの重要性を、皆さんは既に学んでいるはずだ。

これからの社会は、ますます多様化し、複雑化していく。だからこそ、固定観念にとらわれず、柔軟な発想で物事を捉え、常に新しい知識や経験を吸収していく姿勢が求められる。そして何よりも大切なのは、自身の良心に耳を傾け、誠実であることだ。

母校は、いつまでも皆さんの心の故郷であり続けます。ここで得た学びと経験を胸に、それぞれの道を力強く歩んでいってください。そして、いつの日か、皆さんがそれぞれの分野で活躍し、この母校に良い報告をしてくれることを、心から願っている。

最後に、改めて卒業生の皆さんの今後のご健闘と、更なる飛躍をお祈り申し上げます。本当におめでとうございます。


朗報!兵庫教育大学で「令和7年度卒業証書授与式及び令和8年度入学式」に関する重要なお知らせが公開されました!,兵庫教育大学


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