未来への種まき、キャンパスで農業を始めよう！
梅雨明けのセミの声もまだ遠い、新緑がまぶしい季節。皆さんはどんなキャンパスライフを送っていますか？サークル活動に学業、就職活動… 学生生活は多忙を極めますが、ふと立ち止まって考えてみてほしいのです。「私たちの未来、そして社会の未来にとって、本当に大切なことは何だろう？」
先日、私たちの大学が「宮古で農業を始めてみませんか？新就農者向け」という新たな取り組みを発表しました。これは、岩手県宮古市と連携し、学生が実際の農場で農業を体験できるというもの。最初は「農業なんて…」と思う人もいるかもしれません。しかし、このニュースには、単なる体験以上の大きな意味が込められていると、私たちは確信しています。
地球温暖化、食料危機、そして地方創生の課題。これらは、もはや遠い国の話でも、上の世代だけの問題でもありません。私たち学生が、直接的に、そして切実に向き合わなければならない現実なのです。
農業は、私たちに「食」という最も根源的な営みと向き合う機会を与えてくれます。土に触れ、作物が育つ過程を見守り、そして収穫の喜びを分かち合う。そこには、教科書だけでは決して学べない、命の尊さ、そして自然との共生の大切さが詰まっています。
さらに、この取り組みは、地方都市が抱える「担い手不足」という喫緊の課題にも応えようとしています。都会で生まれ育った私たちにとって、地方の活性化は他人事のように感じられるかもしれません。しかし、新しい視点と若い力こそが、地方に新たな風を吹き込む鍵となるはずです。宮古の地で農業の可能性を見出し、そこで新たなキャリアを築くという選択肢は、決して夢物語ではないのです。
もちろん、農業は決して楽な仕事ではありません。しかし、困難を乗り越えた先にこそ、計り知れない達成感と、地域社会に貢献できるという誇りが待っているはずです。
この「宮古で農業を始める」という取り組みは、私たちの学生生活に、新たな「問い」を投げかけているのではないでしょうか。それは、自分たちの食をどう守るのか、そして自分たちが暮らす社会をどう未来へ繋いでいくのかという、壮大な問いです。
さあ、勇気を出して、キャンパスに新しい種をまいてみませんか？それは、もしかしたら、あなたの、そして日本の未来を変える大きな一歩になるかもしれません。このニュースをきっかけに、一人でも多くの学生が、この魅力的な挑戦に興味を持ち、参加してくれることを願っています。未来への種まきは、今、ここから始まります。
宮古で農業を始めてみませんか？ 新規栽培者向け圃場見学会開催のお知らせ,いわてアグリベンチャーネット
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