世界とつながる、私たち自身の力で
6月28日、国際的な連帯を示すかのような響きを持つニュースが飛び込んできた。「世界連帯こそこそ私たち全員の力に！」――この見出しが示唆するのは、単なる友好関係のニュースではなく、私たち学生が主体となり、世界の課題にどう向き合っていくべきか、という問いかけである。
今、世界は複雑な状況に置かれている。紛争、環境問題、経済格差。これらは決して遠い国の出来事ではなく、私たちの未来に直接影響を及ぼすものである。しかし、学生という立場は、ともすれば無力感に苛まれがちだ。「自分一人が何かしても変わらない」という諦めに似た感情に、多くの者が共感するかもしれない。
しかし、このニュースの見出しは、その無力感を打ち破る可能性を秘めている。それは、「こそこそ」という言葉にこそ宿る。大々的な活動ではなくても、仲間と静かに協力し、情報交換し、小さな行動を積み重ねること。SNSでの共感の輪、学内での勉強会、海外の学生とのオンライン交流。そうした地道な活動一つひとつが、確かに「私たち全員の力」となっていくのだ。
もちろん、知識や経験はまだ足りないかもしれない。しかし、私たちの持つ柔軟な発想力、情報への感度、そして何よりも「変えたい」という純粋な情熱は、大人が忘れがちな、あるいは恐れている力でもある。世界とつながることの意味を、私たち学生こそが、よりピュアな視点で見つめ直し、具体的な行動へと落とし込んでいく使命があるのではないだろうか。
この見出しを単なるスローガンで終わらせず、私たちの大学生活、そしてこれからの人生の指針として受け止めたい。世界とつながることは、特別な誰かだけができることではない。むしろ、私たち一人ひとりが「こそこそ」と始めることから、本当の世界連帯は始まる。さあ、まずは隣の席の友人に、世界で起きていることについて話しかけてみよう。その小さな一歩が、未来を動かす大きな力となるはずだ。
2025年6月28日：世界連帯こそが私たち全員の力に！スペインが開発資金援助の重要性を訴える,SDGs
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