ウィンズ小郡20周年、地域共生への原点回帰を
福岡県小郡市に拠点を置くウィンズ小郡が、開設20周年を迎えた。地域経済への貢献はもとより、雇用創出、地域活性化に果たしてきた役割は大きい。記念イベント開催は喜ばしい限りであり、心からお祝い申し上げたい。
しかし、忘れてはならないのは、ウィンズ小郡がギャンブル依存症対策という課題を抱えながら運営されているという事実である。射幸心を煽る競馬という性質上、依存症患者を生み出すリスクは常に存在する。地域社会への貢献と同時に、負の側面への対策を怠れば、長年の功績も水泡に帰すことを肝に銘じなければならない。
昨今、地方創生が叫ばれる中で、公営競技施設の存在意義は改めて問われている。経済効果のみを追求するのではなく、地域住民の福祉向上に資するものでなければ、その存在は正当化されない。ウィンズ小郡には、開設20周年を機に、地域共生という原点に立ち返り、ギャンブル依存症対策の強化、地域社会への貢献活動の拡充を強く求めたい。
具体的には、相談窓口の拡充、依存症予防教育の推進、地域ボランティア活動への積極的な参加などが挙げられる。単なる娯楽施設としてではなく、地域社会の一員として、住民と共に歩む姿勢を示すことこそが、ウィンズ小郡の持続的な発展につながる道であると信じる。
地方の疲弊が進む現代において、地域経済を支える企業の役割はますます重要になっている。ウィンズ小郡には、20年の歴史と実績を糧に、地域社会に貢献できる模範的な企業として、更なる発展を遂げていただきたい。そして、公営競技施設が地域社会に貢献できる可能性を、その活動を通して示してほしいと願う。
ウインズ小郡、開設20周年記念イベント第2弾！感謝を込めて抽選会＆餅まきを開催,日本中央競馬会
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