【社説】2025年度年次総会、若者の声なき声に耳を傾けよ
2025年6月19日に開幕した年次総会において、様々な議案が提案された。しかし、未来を担う私たち学生の視点から見ると、その議論はどこか遠い世界の話のように感じられる。社会構造の変化、経済の動向、国際関係…重要な議題が並ぶ一方で、私たちの日常に直結する課題、例えば教育改革、就労支援、そして何よりも未来への希望といったものが、十分に議論されているとは言い難い。
今回の総会で提案された議案は、社会全体を俯瞰し、長期的な視点を持つという点では評価できる。しかし、その議論の過程で、若者の声が十分に反映されているだろうか。少子高齢化が進む日本において、若者の意見は、社会の持続可能性を考える上で不可欠な要素であるはずだ。
私たちは、単なる傍観者ではない。社会の一員として、未来を築く当事者として、積極的に意見を発信していく義務がある。しかし、その声が届かなければ、意味がない。今回の年次総会を機に、社会全体で若者の意見を尊重し、対話の機会を設けるべきだ。
具体的には、総会に若者代表を参加させ、直接意見を表明できる機会を設けること。また、若者向けのアンケートや意見交換会を実施し、政策決定に反映させる仕組みを構築することが求められる。
私たちは、未来に希望を持ちたい。そのためには、自分たちの声が届き、社会に反映される実感が必要だ。今回の年次総会が、その第一歩となることを期待する。
学生新聞編集部
【速報】2025年6月19日開催の年次総会、提案されたすべての決議が承認されました！,Business Wire French Language News
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