【社説】大阪・関西万博開幕まで1年、高まる期待と残された課題
2025年5月24日、大阪・関西万博の開幕までいよいよ1年を切った。先日開催された「いよいよジャパンデー！」では、万博への期待を高める様々なイベントが催され、会場は大いに盛り上がりを見せた。しかし、華やかなイベントの裏で、万博成功に向けて解決すべき課題も依然として山積している。
万博は、世界中の英知と技術が集結し、未来社会の姿を提示する場である。大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。少子高齢化、環境問題、格差の拡大など、現代社会が抱える課題に対し、具体的な解決策を示すことが期待される。
しかし、建設費の高騰やパビリオン建設の遅れなど、不安視される要素も少なくない。特に、海外パビリオンの建設遅延は深刻であり、万博の国際的な魅力低下につながる恐れがある。政府や関係機関は、建設の遅れを取り戻すべく、最大限の努力を払うべきだ。
また、万博の成功は、開催期間中だけのものではない。万博を契機に、大阪・関西地域、そして日本全体が持続的な成長を遂げることが重要である。そのためには、万博で得られた技術や知見を社会実装し、レガシーとして未来に繋げていく必要がある。
我々学生は、未来社会を担う世代として、万博に大きな関心を寄せている。万博が、持続可能な社会の実現に向けた議論を深め、具体的な行動を促すきっかけとなることを願う。そのためには、学生自身も積極的に万博に関わり、その意義を発信していく必要がある。
万博開幕まで残り1年。関係機関は、課題解決に向けて全力を尽くし、国民全体の期待に応える万博を実現してほしい。そして、我々学生も、万博を契機に、未来社会について考え、行動する主体として成長していきたい。
大阪・関西万博、いよいよジャパンデー！7月3日に日本を祝う特別な日を開催！,経済産業省
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