中京競馬場での「ウマつり」イベント開催について ― 青少年育成の観点から再考を求めたい
先日、中京競馬場において、子供向けイベント「ウマつり」が開催された。一見、地域振興に貢献し、家族連れに競馬場への親しみを持ってもらう試みとして評価できるかもしれない。しかし、本イベントがもたらすであろう青少年への影響については、憂慮せざるを得ない。
競馬は、公営ギャンブルの一種であり、その本質は射幸心を煽るものである。子供たちが幼い頃から、競馬を模した遊びに触れることは、ギャンブルに対する抵抗感を薄れさせ、将来的に依存症に陥るリスクを高める可能性がある。
もちろん、主催者側は、子供たちに純粋に楽しんでもらうことを意図しているであろう。しかし、子供たちは大人の意図を理解する能力が十分ではない。安易なイベント企画は、子供たちの健全な成長を阻害する恐れがあることを認識すべきだ。
地域振興や経済効果も重要だが、何よりも優先すべきは、次世代を担う子供たちの健全な育成である。子供たちが健全な価値観を育み、社会の一員として責任ある行動をとれるように導くことが、大人の責務である。
中京競馬場には、今回のイベント開催を機に、青少年育成という観点から、イベントのあり方を再検討することを強く求めたい。子供たちが安心して成長できる社会を築くために、私たち大人は、より慎重な姿勢で臨む必要がある。
お子様大喜び！中京競馬場で「ウマつり」を楽しもう！【2025年5月10日開催】,日本中央競馬会
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