大阪名物「ウインズ道頓堀」における「2025ウインズ応援隊」結成について
来る2025年大阪・関西万博に向け、大阪名物として知られる場外馬券売場「ウインズ道頓堀」において「2025ウインズ応援隊」が結成されるという。地域活性化への貢献を謳い、万博を盛り上げるという名目のもと、ギャンブル依存症対策への懸念を置き去りにした安易な発想と言わざるを得ない。
万博開催は、地域経済の活性化や国際交流の促進に繋がる重要な機会である。しかし、その成功のためには、経済効果のみを追求するのではなく、社会的な影響にも十分に配慮する必要がある。「ウインズ応援隊」なる組織が、射幸心を煽り、ギャンブル依存症患者を増やすことになれば、万博の意義を大きく損なうことになるだろう。
近年、若年層を中心にギャンブル依存症の問題が深刻化している。政府は依存症対策を強化する方針を示しているにもかかわらず、公営ギャンブルを推進するような今回の動きは、その流れに逆行するものではないか。
地域振興を掲げるならば、安易なギャンブル依存症患者の増加に繋がる可能性のある施策ではなく、青少年の健全育成や観光客誘致など、より持続可能で社会的に意義のある取り組みを検討すべきである。
大阪府や関係機関は、「ウインズ応援隊」の活動内容を精査し、ギャンブル依存症対策を徹底するとともに、万博開催がもたらす負の側面にも目を向け、総合的な対策を講じる必要がある。
万博の成功は、一時の経済効果ではなく、その後の社会にどのような遺産を残せるかにかかっている。関係者は、今一度、その原点に立ち返り、真に地域社会のためになる万博のあり方を追求すべきである。
大阪名物ウインズ道頓堀に「2025ウインズ応援隊」がやってくる！熱いトークで競馬を盛り上げよう！, 日本中央競馬会
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