電気自動車の関税、どうなる？ 中国との話し合いが始まった！
地球を守るはずが、ケンカの火種に？
みんなが知っている通り、地球温暖化を防ぐために、ガソリンで走る車から、電気で動く電気自動車（EV）への乗り換えが進んでいます。EVは、走る時に二酸化炭素を出さないから、地球に優しい乗り物として期待されているんだ。
でも、今、ヨーロッパと中国の間で、EVを巡ってちょっとした問題が起きています。ヨーロッパは、中国で作られたEVに高い関税をかけることを決めたんだ。関税っていうのは、外国から物を輸入するときにかかる税金のことだよ。
なぜヨーロッパはそんなことをするんだろう？ ヨーロッパの会社で作られたEVよりも、中国で作られたEVの方が安く売られているから、ヨーロッパの会社が困ってしまうかもしれない、と考えているんだ。
でも、中国はこれに反対。「高い関税は、自由な貿易のルールに反している！」と言っているんだ。
そこで、世界貿易機関（WTO）という、国と国との貿易のルールを決める機関に、この問題を解決してもらうための話し合いが始まったんだ。
話し合いで、みんなが笑顔になれる解決策を！
もしヨーロッパが本当に高い関税をかけたら、どうなるだろう？ 中国で作られたEVがヨーロッパで売れにくくなって、ヨーロッパの人たちがEVを買うのが難しくなるかもしれない。すると、EVへの乗り換えが進まず、地球温暖化対策が遅れてしまうかもしれないんだ。
逆に、もし中国がヨーロッパにEVをたくさん売ったら、ヨーロッパの会社が困って、働く人が減ってしまうかもしれない。
どちらの国にとっても、良いことはないよね。
だから、WTOでの話し合いで、両方の国が納得できる、良い解決策を見つけてほしい。自由な貿易を守りながら、地球温暖化対策も進めることができるような、そんな賢い解決策を期待したいな。
私たちも、この問題を他人事だと思わずに、世界の出来事に関心を持ち、地球を守るために何ができるか考えてみることが大切だよ。
Panel established to review EU duties on battery electric vehicles from China, WTO
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